ももたろう未来塾 第11回講座~「日本初の地域創生の手法『風土づくり』と『くるま座』で世界から若者が集まる」~

岡山吉備中央ぶどうピオーネシャインマスカット

講義テーマ:「日本初の地域創生の手法『風土づくり』と『くるま座』で世界から若者が集まる」

講師:まちなか居住『くるま座』有鄰庵 庵主 中村 功芳 氏

■倉敷ナンバー誕生
2004年、倉敷まちづくりネットワークで世話人を始める。

町づくりが大好きで、毎日行っていると声が掛かるようになってきた。
倉敷には熱心な人が多いが、若い人の出る杭を打つ風土もあった。
倉敷ナンバーの導入では、車検場がいる、予算が足りないなど問題が過去にもあったが、総務大臣秘書に話をすることでご当地ナンバーが誕生した。

アイデアは遊びから生まれる。

■三歳市
商工会に力を買われ三歳市のアイデアを考える。
条件
・毎月ではなく週1回
・100店舗
・無農薬
・高梁川だけで食材を揃える。

無農薬栽培をしている農家を調べたが10農家程度。

低農薬、自然に近いもの、美味しいに基準を変更。

出店する人が運用するのが理想。

ボランティアでは普通は続かないが、倉敷青年部は今も続いている。

町づくりは遊び、楽しい。

町の主体者になりたいと思うとアイデアがでる。

 

■ビデオ ゲストハウス「有鄰庵」の1

20個のアイデアが重なれば成功する。20人の移住にも繋がる。

酒を酌み交わすと100人に1人は面白い才能のある人がいる。

お酒を飲むと家族。

・1日目 知り合い

・2日目 友人

・3日目 家族(実家と同じで岡山人、宣伝する必要がある)

52か国世界中に友達がいる。

1カ月無料お手伝い募集に100人応募がある。

書類で20人に絞り、スカイプ面接で10人、1カ月体験し、2カ月目に何ができるかプレゼンを行い2名まで絞られる。その後、1年契約になる。

現在、3年以上6人、1年以上4,5名在籍している。

遊びも本気でしたら仕事になる。

 

有鄰庵で働く

東大を出て就職し給与700万ある若者が、給与5分の1でも夢がかなうという。

限界集落は東京にニーズがあり、心が豊かになる。お金ではないアンテナの高い人が来る。

 

10日しか働きたくないという人もいる。

自分のやりたいことである蚕から機織りをするためである。

一軒を3万で貸しても、10人に貸しても3万円の発想で、10日で30万稼ぎ3年過ごす。

現在は機織りが売れており働かなくても良い。

このようなアイデアで空き家12軒残すことができた。

 

有鄰庵のターゲット客層

アーティスト、クリエイター、建築家が多い。

コンセプトは「東京芸大、27歳、A型」だが多摩美、武蔵美も多い。

利用客の7割は東京周辺の女性で居心地がよいようにてしている。

放っておくと男性が増えるので、年齢が少し外れると居心地が悪く感じるようにしている。

男性が5割を超えると収益が下がる。

女性がいると男性も増える。

誰にヒットするのかを考える。

サッカー好き、釣り好きなど集まると面白い。
■宣伝、説明

いぐさをアメリカで生徒を日本の文化に触れさせたい売れっ子の教授に声を掛ける。

世界の一人に標準を当て、宣伝はしない。

自己紹介のある宿、相部屋、一人でホテルより楽しい。

ビジネスホテルが2段ベッドを導入しているが、今でこそ。

ゲストハウスは100人に3人しか知らず、ユースみたいでも通じにくい。
説明も相部屋と言えば敬遠され、宿(民宿)の方が納得する。

 

■町おこし

面倒くさい人もいるが、面倒くさい人ほど聞きに行き、何をしようとしたのかを聞き出す。

止めた理由や原因を聞き、代わりにやると言えば喜んでもらえ、話もしてくれるようになる。

心理と原理である。

 

よそ者の特権は、その土地の当たり前が当たり前でないことで、カメが歩いている、アスパラが道に生えていることでも新鮮で、その良さはよそ者しか気付けない。

 

観光客が増えると困る人もいる。例えば煩くて眠れないのなら何もしない方が幸せで良い。

バイオリンの練習をするのに近所に許可を取りに行くが、聞こえるように弾いてくれと頼まれる。

近所の人が喜ぶことをし、住んでいる人が幸せにならなければならない。

 

別府や熱海では観光客を増やすことに成功するが一時的である。

倉敷は観光客を増やそうとしていない。

裏の人が幸せならそれでよい。友達が友達を呼ぶとじわじわ増えてくる。

 

■文化

88番目に攻撃対象であったが、西洋を理解し倉敷も理解してもらうことで回避することに繋がったと解釈する。

リットン調査団、アインシュタイン、ロックフェラーJrなどこの地に来ている。

家族に紹介してもらうことで、戦争回避にもなる。

大原美術館には西洋と東洋の窓がある。

美は世界を平和にする。

 

■風土

町おこしをうまく行かせるには20個の装置がいる。

うまくいくと生意気と言われる。できるのかと言われればできませんと答える。

先輩の力がないとできないと伝えるとあいつはやるぞと言われるようになる。

県外から風を、県内には土がある。これが風土である。

 

■宿泊客0の町「早島」

早島はいぐさ日本で1番の生産量。

田んぼの5倍の労力で、夏の暑い時期に収穫し、冬は氷を割って植える。

現在、9割中国産で農薬の量も多い。

食べ物なら洗うが物は洗わないためアレルギーも出る。

 

いぐさを作るのに労力100万円掛けて16万の利益では収支が合わない。

伝統文化が途切れないように10年、20年残ること、持続可能なことを考える。

・神社に3万円で売る

・ござ

・コースター

・イス

様々なアイデアを考えるが、継続的に売ることが困難。

祭りにしようと思いつき体験をしたが、氷点下では10分で体が動かなくなった。

手伝った人こそ紹介してくれる。

 

地方で10万稼ぎ5万使う生活、東京で20万稼ぎ20万使う生活、地方には豊かさがある。

家族が幸せな環境を作るために県外からも来る。

 

■その他活動内容

長船の刀鍛冶がエバンゲリオンの刀を作る。

文献では青江が一番。

協力したい人が刀の材料が50万円必要とのことで、一人3万円で外国人を集める。

ニュージーランド、オーストラリア、スペインの警察官に人気があった。

観光客はただ連れてきても意味はない。

 

いぐさ「みんなでアート」を作っている。神がかるものではないと売れない。

かやぶきを残すため、法律、お金について考える。

地元の人でも行ったことのない場所を旅行先にする。

アジアの人は買い物やディズニーが喜ばれる。

倉敷の夜は家族で散歩できるようにしている。

地域丸ごと宿、500m四方の丁度良い遊び方。

有鄰庵のフェイスブックは25~30歳が多く、女性7、男性3にしている。

全国で20の地域か海外でムービーを作りたい。

マネー経済になれている、ボランタリーがある。

 

■質問

□インバウンド

海外から日本に受け入れる

関空でゴミを捨てて帰る人が多い。

ゴミを捨てる人はリピーターにならない。

日本の良さを知ってもらい、友達を作るチャンス。

施設が増えれば、後に廃墟が増える。

 

□BMO(観光振興マネジメント)

地域でおもてなしをしないとお金が外に逃げる。

外資系や星のリゾートなどホテルの中で完結し地域にお金は落ちない。

税金は東京に行き、いずれ地域に廃墟が残る。

町にお金が残る仕組みが必要。

■感想

アイデアは遊びから生まれる。

遊びも本気ですると仕事になる。

町の主体者になりたいと思うとアイデアがでる。

印象的な言葉だ。

決して遊んでいるわけではなく、楽しんでいるわけでもない。

いつも本気で人を楽しませようとしているのだ。

その楽しんでもらえるかどうかにワクワクし楽しんでいる。

 

人付き合いを心理と原理という。

難しい人を避け、煙たがっては敵になる。

自ら話を聞きに行き、頭を下げ協力をお願いする。

わかっているがなかなかできることではない。

当たり前のことを当たり前にできれば皆今頃夢は叶っている。

 

話を聞いていると有鄰庵にふれてみたくなった。

地元に住み宿泊する必要はない環境にあるが、なぜか泊まってみたくなる。

そして、人にふれあい、町にふれあう。

何度も行っているがきっと地元の魅力を再確認できるに違いない。

「東京芸大、27歳、A型」一つも当てはまっていないが。


ベイダー秀吉

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