ももたろう未来塾 第7回講座 〜町・市議会議員のお話〜

岡山吉備中央町ぶどうピオーネ

今回のもも塾の講義は本来なく、研究テーマを進める時間に充てる予定でしたが、
伊原木知事からのお願いにより、もも塾卒業生であり現役の議員さんの話を聞く機会を頂いた。

奈義町議会議員 中井 泰洋 氏
美作市議会議員 金谷 典子 氏

■奈義町議会議員 中井 泰洋 氏からのお話
私服姿で登場され、気楽な恰好をモットーにされている様子で、スーツは議会など正式な場所で着られるとのことです。
議員のきっかけとしては、父が町長で手伝いをされておられたが、その時はやりたいとは思わなかったが、地域と関わって半年しても何も変わらなかった時、中に入って提案しないと駄目だと思われたという。
現在は2期目で5年目、最年少。
農家を経営されている。

・議員は信用してはならない
議員にも知識の弱いところ強いところがあり、弱い分部での答えを曖昧に言われる方がいる。
中井氏は、わからないならわからないと伝え、期限を切り勉強して答えを出すようにしているという。
何でも知っているわけではない。

・議員には誰でもなれる
名古屋で若い議員に「なぜ議員になったのか」を尋ねると、
若い議員は、25歳になったら議員になれるから面白そうということでなったという。
若い人はもっと気軽に選挙に出て、その後勉強するスタンスで良い。

市などは供託金が必要だが、町はいらない。
選挙とは何か、議員とは何かをその後体験して行くのも面白い。

・ネットで情報を発信しない
議員以外の事では情報を発信している。
ネットでは反発に触れる機会も多く、情報の流れも把握できず、公職選挙法に触れる可能性もある。

・町に住んでいる人が創る
みんなで作ろう我が町奈義 http://www.town.nagi.okayama.jp/cms-sypher/www/normal_top.jsp
役場が提案すると補助金を出すことになり、ルール的な縛りが強くなる。
民間の力を借りることも有効である。

・イベントで人を呼ぶ
「みんな追いでよ、どろんこ遊び」議員の前からされているイベント

・農家で儲けるとは
量を売る        × 皆と同じ
自分が楽して儲ける ○
米では10a、8俵を目標で農薬など農協が指示して経費がかさむが、
発想を変え農薬など一切使用しないことを考える。
量は減るが付加価値が付く。
同じ量を取らなくても同じ金額は稼げ、楽できるかもしれない。

・発想のもとは動き回ること
話、飲みなど他愛もないことからヒントは生まれる。
断片的ではあるが知らない話を片隅に残しておき、組み合わせたり組み立て直して行く。
メモなども取り、後から見直す。
人に会うこと。

議員は誰にでもなれるし、特別な存在ではない。
やる気のある人は議員になってもらいたい。

■美作市議会議員 金谷 典子 氏のお話
15年前のもも塾4期生。
子供のころから父が応援のため選挙事務所に出入りされていたので違和感はない。
美容院で議員にならないかと聞かれたとき興味を持たれたという。
昔からPTAや男女共同参加アドバイザーなど好奇心は旺盛であった。
現在は、経営者であり、何も知らずに議員になり、議員になってから勉強をしている。

・女性の声が届いていない
女性は家族の事を一番に考えている。
又、権力を握っていることも多い。
考えていること気付いていることなどもっと発信して欲しい。
北欧では女性参画が進んでいる。
男性は女性の声を出しやすく協力して欲しい。

・女性比率
美作審議会の女性比率は、
12年前 12%
昨年   15%
目標   30%
全く変わっていないのは何故か。
審議会は区長や自治会長さんなどが多く、男性が多い。
女性、奥さんが町に出て行くことから始める。

・介護は女性が当たり前ではない
夫側の父母であっても嫁が面倒を見るのが当たり前だが、協力をして行くべきである。

・議員生活1年半での反対の壁
学童保育、保護者会などの話を聴き必要な事を理解した上で議会に挑むが、
一部の議員は関わることなく上辺だけで採決を下す。
反対の壁は存在している。

・管理職になること
仕事につき14年で退社、近所のパートへ出て、その後34歳で自営業を営む。
最初は2人であったが、現在は10人。
仕事を止めるきっかけになったのは、小学1年生の壁。
保育園から小学校に上がるタイミングで通常の労働ができなくなる壁である。
現在は学童などあるが当時にはない。
自営業であれば子供を近くに置くこともできることから始めた。
管理職になると、見えないものが見えてくる。
責任は全て自分になる。

・地域を繋ぐ
ラグビーワールドカップのキャンプ地が美作になる。
美作には壁画があるが、見えなくなっており塗り替えが必要であった。
町長、教育委員会など頼んでも予算がないと断られる。
2年掛かったが結果は塗り替えることができた。
今では、当時その壁画を書かれた方達が40歳になり、今度は自分達で繋ぐということになる。
地域を繋いだ一つの成功事例である。

■質疑
質疑1 議員になってのギャップ
普通の人と変らない。
他の方は曖昧で知ったかぶりもある。
特別ではない。

質疑2 時間管理
他に仕事もあり、それが終わり次第取り組む。
書類作成など徹夜の日も多くある。
時間があればアポイントを取り話を聞いて情報収集する。
家から出て話をし、世間話も多いがその中から読み取る。
東京に車で行ったが、1日で6〜7人に会う。
別に仕事を持っている方が視野が広がりやすい。

質疑3 役割
予算が付いた時、賛成・反対ができる。
町長、市長が予算を立てる事ができ、納得させる話をしなければならない。
役所の人より一つ上で勉強をしておく必要もあり、いくつかの話の流れのパターンも考えておかなければならない。
将来の町の発展を考えて進めて行くが、年配の方達は「わしら亡くなっている」という回答もある。
上辺の人の反対もあるが、一般質問で改善されることもある。

■中井氏との農業についての個別雑談より
いかに作業を楽にして、いかに儲けを増やすかを考える。
面積当たりなどの常識で考えず、単価など新しい発想で考える。
JAなど見た目の品質が重要だが、売り方ひとつでその常識は変わる。
干しブドウをしたい農家がいて乾燥機を購入しようとしていたが、
しいたけ農家で使用していない乾燥機や使用していない時期などを利用して借りる。
うんちく=物語をつけて販売すると単価が上がる。

■最後に
昔のもも塾は実力者が多いと感じる。
すでに何らかの形でリーダーをされていて集まった方々である。
まさにリーダ―塾に相応しい方達の講義であった。
岡山県、地域の未来のリーダーを創ることを目的されているこのもも塾で
この地域の議員さんも地域貢献の一つの形であることを再確認した。
この中で議員になりたい人との声に4人が立ち上がった。
これは現段階であり、小さなきかっけで全ての人が対象であることもこの講義から学んだ。
将来、リーダーになることを目的にしたこのもも塾で、議員という形で地域貢献できる人がいれば面白い。

べイダー秀吉

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